主に食用とされるふぐの中でも最も美味しく高級品と称されている、ふぐの王様が“とらふぐ”です。福井県はとらふぐの生産額全国六位(平成20年漁業・養殖業生産統計年報より)を誇る日本屈指の産地です。敦賀は全国で養殖されている場所の中で最も北限の地です。そんな日本一寒い場所で生産者たちが丹精込めて育てたとらふぐは、「敦賀ふぐ(若狭ふぐ)」というブランドで県内はもちろん、京阪神を中心とした県外へ出荷しており、高い評価を受けています。
他県に比べてひと味もふた味も違う美味しさを誇る敦賀ふぐ(若狭ふぐ)が育つ一番の理由は、恵まれた養殖環境が挙げられます。3~5月の嶺南地方は、雪どけ水により他地域に比べて低水温の期間が長い。そんな冬の期間の過酷な環境と冬場でも比較的穏やかな波の場所で養殖された敦賀ふぐ(若狭ふぐ)は、身が締まり、旨みを十分に蓄えるのです。
当館では1年を通して当館店主が手塩に育てた自慢の敦賀ふぐ(若狭ふぐ)をお召し上がりいただけます。夏は手の浦海水浴場や水島での海水浴のあと、ふぐ料理をお楽しみください。